たかが1本の歯が招くお口崩壊の始まり②
こんにちは、院長の飯嶋倖央です。
12月になると年内に歯の悪いところを治したいので、患者さんも行きたくなくても歯医者さんの予約をするものです。
当院も例外ではなく毎日平日が11時30分、土日も11時と大変混雑しています。
それでも何とか頑張ってどこかに入れますので、ご協力をお願いいたします。
新しい入れ歯は年内不可能ですので、修理で何とか噛めるようにしますので応急処置でお正月をお迎えください。
◆お口崩壊のはじまりは「小さなむし歯」から
「むし歯になったら削って治せば大丈夫」
と考えがちですが、
治療とはいえ「削る」という行為は
歯に想像以上のダメージをもたらします。
歯は一度削ると元には戻らないため、
プラスチックや金属などの「人工物」で
削った部分を補っていきます。
削った部分を補う治療が一旦完了すると、
むし歯の痛みなども無くなるため、
「これで完治した!」
と思われることも多いかもしれません。
しかし、
どんなにつめものを丁寧に作っても、
人工物である以上、
少しずつ隙間ができてしまいます。
ましてや、
一度むし歯になったということは、そこは
「ケアが行き届きにくいところ」である証拠。
つまり、つめものをした部分は
再びむし歯になるリスクが高く、
実際に5~7年おきで再治療が必要になると
いわれています。
すると、治療のたびに歯は削られ、
やがて「つめもの」が「かぶせもの」に変わり、
さらには歯の神経を失って、最終的には
歯そのものを失う「負のサイクル」に
陥ってしまうのです。
はじまりは小さなむし歯でも、
治療による負のサイクルに一度はまってしまうと、
そこから抜け出すのは並大抵のことではありません。
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令和5年12月11日(月曜日)