院長からひと言
歯が原因で死亡することは無いと思っていませんか?最近若い30代の人々がお口の中のバイ菌(歯垢・歯石)が原因でなくなる人が増加しています。がんなどの手術の前の口腔ケアは常識で、口腔ケアができない人は術後肺炎で死亡する事故も増加しています。健康長寿で長生きするためにも口腔ケアを始めてください!
お口の中のバイ菌が全身に影響を及ぼす死亡原因
1.お口の中のバイ菌が気管に入り肺炎で死亡
2.お口の中のバイ菌(歯石)が他臓器(脳・心臓)へ感染して心筋梗塞・脳梗塞にて死亡
3.糖尿病を悪化させ死亡
当院で予防の治療することのメリット
1.正しい歯ブラシの仕方や時間をおしえてもらえます。
2.正しい歯肉磨きの仕方をおしえてもらえます。
3.正しい歯間ブラシの使い方をおしえてもらえます。
4.正しいリステリンの使い方をおしえてもらえます。
5.正しいフロスのやり方をおしえてもらえます。
その結果として
1.今後歯を治療する時の痛みがほとんどなくなります。
2.歯を削ったり抜いたりすることが激減します。
3.治療回数が減り、治療時間も短くなります。
4.治療費もトータルで少なくなります。
5.生涯で失う歯の数が激減します。
むし歯にしても歯周病にしても、歯は初期に自覚症状が出ないので、ついつい歯科医院に行くタイミングや治療のタイミングが遅れがちになります。定期健診(予防治療)をしないと、治療時間も、治療回数も、治療時の痛みも、治療費も、生涯失う歯の数もどんどん増えていきます。
今までのように「痛くなったら歯医者に行く」というのでは、あなたが失うものがとても大きいのです。
なぜ歯医者さんで予防が必要なのか?
~今までと同じ歯医者さんの利用法では、歯は守れません
飯嶋歯科医院の予防治療の考え方
あなたは、「痛みだけを止めてほしい」「痛い歯を抜いてほしい」と、痛みが我慢できなくなってから仕方なく歯医者さんに行っていませんか? 痛くなったら、歯医者さんに行って治してもらえばいいと、思っていませんか?
あなた自身のことなのに、自分のことを粗末にしている人がとても多いような気がします。これでは患者さんの歯の痛みをとり、削っては詰め、抜いては入れることの繰り返しです。
私は治療のたびに、一本の歯が痛んだとき、そして一本の歯を抜くとき、「どうしてそうなってしまうのか、それが将来にどんな結果になるのか」ということに少しでも何か感じて、気付いてもらいたいという気持ちで患者さんにお話しています。
患者さんはその場しのぎで、とりあえず痛みがなくなれば、もうそれで大丈夫と考えてしまいがちです。
歯が痛くなる原因は、まだあなたの口のなかに残ったままなのです。原因はそのままですから、数年後に他の歯も歯肉も、顎の骨、関節なども悪くなるのです。
歯や歯肉が悪くなるということは、歯や歯肉だけの問題ではないのです。長期的に見れば、癌や心臓病、脳梗塞等になりやすくなるという事も分かっていますし、痴呆になりやすいということも分かっています。
なぜ歯医者さんでの予防が大事なのか?
むし歯は「ミュータンス菌」というバイ菌が原因でおこります。ミュータンス菌は歯の表面に強烈に付着する性質を持っており、次から次へと歯の表面に付着していきます。そして、バイ菌同士スクラムを組んだ固まり(バイオフィルム)を形成します。このバイオフィルムはたくさんのむし歯菌や歯周病の原因菌の住みかとなり、ハミガキや薬品では破壊することができないのです。
バイオフィルムという強力なバリアで守られた細菌は、歯を溶かす酸をつくります。まず、歯の表面にあるエナメル質を溶かし始め、エナメル質の下まで達すると、酸に弱い象牙質が急速に溶け、むし歯が早く進行していくのです。いくらむし歯を削って詰め物をしても、むし歯菌自体がなくなったわけではありません。
ただ削って埋める時代はもう終わった!
たとえば北欧のフィンランドでは、歯に何のトラブルがなくても3ヶ月に1度歯科医院に行く習慣があります。どこも痛くないのに歯医者さんで何をするかというと、お口の中の診察と歯のクリーニングをして、虫歯の原因菌や歯周病の原因菌を取り除いてもらっているのです。
意外かもしれませんが、1日3回歯磨きをするけれど歯医者さんに行かない人よりも、1日1回しか歯磨きをしないけれど、3ヶ月に一度、歯医者さんで歯のクリーニングと正しい歯磨きの仕方を教えてもらっている人のほうが、将来歯を多く残せるのです。
1.歯を少しでも削らずに残す
2.できてしまった虫歯を最小限に除去する
3.歯の神経を残す
4.神経の治療に至ってしまった場合には精密に治療する
これが当院の予防歯科におけるモットーです。
予防すれば、多くの問題は防ぐことができます
病気になれば病院に行ってお医者さんに治してもらえばいい。虫歯になれば、歯医者さんに治してもらえばいいと、とても安易に考えています。しかし、そうなる前に「予防」がいかに大切かということが、今見直されています。
きちんと自分の歯についてカウンセリングを受け、定期的に歯医者さんに通えば、むし歯になることもありません。何かあっても、ごく初期の状態で問題を発見できます。虫歯であれば、歯を削らずに済ませることができ、痛い思いをしなくて済みます。治療費も時間も最小限で解決できます。
このように虫歯や歯周病予防のための定期健診に来られる方が最近は増えています。何も問題がないからこそ、その状態を維持していくために、定期的に歯科医院に行ってクリーニングをして予防するのです。
予防歯科では、定期的にカウンセリングと口腔内のクリーニングを行って、虫歯を予防し、歯周病のバイ菌のコントロールをします。歯が白くなり、歯肉も健康的なピンク色になりますから、患者様の笑顔も自然と良くなります。歯がピカピカ、歯肉も美しい…。予防歯科で健康の維持&爽やかなお口を手に入れれば、気分も変わり、将来の病気の予防にもつながります。
一度削ったら、歯は二度と元に戻りません
一度削ってしまったら歯は二度と元に戻りません。だから、削ったところに詰めものを入れたりかぶせたりするのですが、多くの患者様も、そして多くの歯医者さんも、そのことをとても簡単に考えてしまっています。
だから歯医者さん選びは、あなた自身の問題としてとても大事です。これからの歯医者さんの仕事は、虫歯を作らせないこと。歯周病にさせないことだと思います。
本当にあなたの健康のことを考えるのなら、治療が必要にならなくて済むのが一番です。それには予防するしかありません。予防に本気で取り組んで、一生、口に関するストレスがない状態をサポートできることが、最も重要な歯医者さんの仕事のひとつだと思っています。
あなたの歯や健康を守ることができるのは、あなただけなのです。もちろん私たちが全力でサポートしますが、「歯科医院へ行く」という行動を起こせるのはあなただけなのです。一生、自分の歯で食事ができる、健康で幸せな未来を手に入れてください。