デンタルCTの免許皆伝

大口弘先生は近い将来デンタルCTがインプラント治療に不可欠と考えています。そこで大口塾では日本発のCTの実習がカリキュラムにあります。講師はCTに関するこの世界では第一人者の新井嘉則先生とお弟子さんの谷本英之先生です。CTに関して日ごろから山ほど聞きたいことがあるので、この日を一日千秋の思い出で楽しみにしていました。知らなかったのですが新井嘉則先生はデジタルパノラマ写真の開発者だそうです。最近もっとも評判の良いモリタ製のCTの3DXを開発された先生でもあるため、内容は3DXの話が中心でした。

講義内容は

①レントゲンの正しい読み方のコツ

②CTデーターの解析方法のコツ

今回は大口塾オリジナルの2日間にわたりCTの正確な操作方法と読影技術の実習です。CTはインプラントオペのみならず、経験値だけでは判断の難しい症例(例えば歯根破折など)にも正確な診断のために使用できます。CTはメーカーのカタログやセールスマンの説明だけで使いこなせる機械ではありません。操作を知らないと購入しても痛い目にあうだけです。

お弟子さんの谷本英之先生はパソコンのシュミレーションソフトによる読影実習が担当です。塾生全員がパソコンを使用し、臨床画像を動かしながら操作方法を学びました。驚いたことに大口塾でパソコンをすべて用意していただきました。

このパソコン実習が意外に楽しく、3D映画のような本物そっくりのシュミレーションに塾生全員が3D体験でき感激しました。インプラントの診断はデンタル、パノラマだけで読影すると全く違う診断をしてしまうことがあります。

新井教授は、何度もCTを過信してはならないと強調していました。今まで、私はCTに対し過大評価をしていたことを思い知らされました。CTといえども、万能な機器ではなく、その使用法を熟知し、他のレントゲン像や口腔内所見などの資料と照らし合わせて、診断しないと大きな誤診をしてしまう危険があるのです。CTは、あくまでもコンピューターによって処理された画像であることを忘れてはいけません。設定の違いでも誤った診断を下してしまいます。肝に銘じて、実践すべきです。

今回は本当に有意義な実習でした。終了時には全員がCTを扱えられるようになり、簡単ではないが努力によりマスターできるものであることがわかりました。

CTを使いこなすには100症例位の訓練が必要で多くの症例を見ることの大切ですが、大口塾の今回のハンズオン実習により、2日間でCT操作がマスターでき全員免許皆伝の腕前になりました。さらにCTを購入後にわからないことは東京の新井先生が出張してくださるそうです。さらに今回の実習でエックス線解剖の実力アップができ、何て大口塾はすばらしいのだろうと思いました。企画していただいた大口弘先生に感謝です。

平成22年2月19日(金曜日)

日本大学歯学部教授の新井嘉則先生

写真右が日本大学歯学部教授の新井嘉則先生です。
デジタルパンラマエックスの開発者で天才的な頭脳をお持ちですが、意外や講義や食事・懇親会のときはとても楽しい先生です。

谷本英之先生と歯科用CTの完全活用

写真左は「歯科用CTの完全活用の著者」の谷本英之先生です。
先生のお陰でCTのパソコン操作がマスターできました。感謝感激です。

新井教授とマンツーマンすっかり暗くなりましたがセミナー終了後も夜9時までマンツーマンで私だけのためにCT操作を教えていただきました。

新井教授に心からお礼申し上げます。