小児歯科の取り扱い方

3歳以下の子供の歯科治療は大人と違って大変です。

泣く子供に何を言っても無駄です。

日ごろ戸惑うことは、虫歯の治療をいつからスタートするかです。
そこで参考になるのが

  1. 子供の年齢(治療は3歳から通常可能)
  2. 子供の協力度
  3. 保護者の希望
  4. 虫歯の進行の大きさと痛みの有無
  5. 今後定期的に来院可能か

などを考えて保護者の方と相談しながら決めていきます。
通常は3歳から治療は可能です。

しかし、個人差が大きいです。

私は障害者の小児歯科専門医に勤務していたので

当時は泣く子供を押さえつける抑制具を使っていました。

しかし、これを経験した子供たちは一生歯医者に対して恐がります。

子供はこの時の恐怖体験を一生忘れません。

つまり、一生、歯医者嫌いになる原因がここにあります。

例外として、非協力的で歯が痛いときだけは、仕方なく押さえつけます。
できればそんな小さなお子さんには無理をさせたくないです。
子供の治療は3歳くらいからが一番いいです。

そこで保護者の方にお願いです。

萌えたばかりの子供の歯を虫歯にしないよう注意してもらいたいと思います。

必ず定期健診で歯医者さんと仲良くなってください。

3歳以下はフッ素の予防が一番効果的です。

フッ素を定期的に歯医者さんで塗布してください。

やってる子供とやっていない子供では効果はとても違います。

平成21年5月29日(金曜日)

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