妊娠と歯周病
なぜか飯嶋歯科医院には妊婦さんが多く来院されるので、妊婦さんの対応も上手になってきました。
妊娠中はホルモンのバランスがかかって妊婦性の歯肉炎になりやすいです。
でも、個人差があります。 平気な人も多いのです。
妊婦さんの歯周病の原因はホルモンのバランスが変わるからです。
- 悪阻(つわり)などで歯磨きをきちっとできない。
- ストレスで、頻繁に暴飲暴食してしまう。
1と2で口の中の状態が悪くなる妊婦さんが多いのです。
妊婦さんは出産まで歯科治療は禁忌なのでしょうか?
そんなことはありません!
4ヶ月過ぎれば、原則歯科治療は大丈夫です。
4ヶ月過ぎると胎児もしっかりしてきます。
でも、抗生物質・注射・X線などはできるだけ避けるようにしましょう。
妊娠中はできれば歯科治療は避けたいところなので (どうして痛い場合は例外)
そこで妊婦さんに御願いです!
面倒くさくても、ちょっと気分が優れなくても いつもどおり食後10分以上きっちり歯磨きしてください。
そうすれば大丈夫です。
歯周病もかなり改善します。
そして妊娠がわかったら毎月1回は歯医者さんで歯石取りをしてください。
歯石を取れば早産の予防になります。 とにかく妊娠中はいろいろと治療の限界もあります。歯が痛くなっては手遅れです。
歯科医院で定期検診を受けることが妊婦さんにとって大事なのです。
平成21年4月24日(金曜日)