矯正の歴史を知ろう!

ツイードは矯正学の父として約80年前に活躍しました。
当時のツイードのやり方は、まず4本抜歯して矯正を始めました。これが矯正の歴史です。
この時代には現在のように歯に直接付ける材料がなく、一本一本の歯にバンドを巻き、それにブラケットを蝋付けしていたのです。一本一本歯をバンドで巻くのですから、当然厚みが出来ます。増えたバンドの厚み分を減らすために4本の歯を抜いていました。
今と比べその苦労は大変でした。でもこれは昔の矯正の時代の話です。
現在は直接歯にブラケットを装着するので、厚みは生じません。
当然、ほとんどの症例で抜歯することはないのです。

約80年前の4本もの小臼歯を抜く矯正法が現在の日本で何故今でも行われているのでしょう?理由は2つです。
①一つには、全く進歩していない矯正学の問題です。

それはツイード学校で教わった弟子が教鞭をとり、その弟子がさらに大学で教授となり、ツイードの理論を継承したからです。当然ツイードは神様なので、この理論はおかしいなど弟子は絶対に言えません。そんなことをしたら矯正の世界から追放になります。

②出っ歯の人を治すとき、びっくりするほどの変化がないと、患者さんが満足しません。
4本抜けば確かに大きな変化がわかります。でもそれと引き換えに健康を害します。

健康な歯が4本もなくなったら、それだけで不健康です。

私は平気でよく歯科医師は歯を抜くなぁ~と思います。
咬む力は弱くなり、歯周病も悪化します。歯を抜かないからこそ、健康的な美人になるのです。歯を抜けば年齢を重ねると老け顔となるのです。「総入れ歯のうめぼしばあさん」のような口の周りのしわを思い出してください。不自然な笑顔にもなるのですよ。
現代の進歩した矯正学は歯を抜かない方法です。
抜かなければいけないと言われたら、一度飯嶋歯科医院にご相談下さい。
これまでたくさんの患者さんが喜んでいます。

平成20年9月26日(金曜日)

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