「歯医者に行って歯を抜かれた」と電車で誰かが話しているのを聞くと、私は大変残念に思います。

歯を抜く歯科医院と歯を抜かないで大切に保存をする歯科医院があります。抜いて入れ歯やインプラントを薦める歯科医院は要注意です。

ほとんどの場合、歯を抜く必要はありません。
健康な歯で良い噛み合わせの歯を簡単にバンバン抜いてはいけないのです。
健康な身体とは、すべての機能が発揮できる完全な体のことです。
抜く前にもう一度考えてみましょう。いいですか。
良い歯で、良い噛み合わせの歯を抜くのですよ。
噛む力や噛む効率が25%以上低下するのです。
本当に歯を抜く必要があるでしょうか。
矯正医のよくやる4本も抜く必要は全くありません。歯を抜くメリットは何なのでしょうか。

歯を抜く基準

  1. 歯を抜かなければならないのは、歯がグラグラになり、歯周病がひどく進行したときです。
  2. もう一つは虫歯をいつまでも放っておいた結果、歯の頭の部分がなくなり、根っこが5㎜ぐらいしかない場合です。

この2つ以外、抜く必要はありません。
患者の皆様も、歯の大切さを認識してほしいと思います。

若い人、20歳以下の人で歯を抜いたら、 人生を不健康な弱々しい体で生きてゆくようになるのです。 歯を抜くことによって元気ではつらつとした、明るく、素敵な素晴らしい人生でなくなってしまうのです。
動物では歯を一本失うことは大変です。犬・猫も歯ブラシする時代です。動物では致命傷となり死を意味します。それほど、歯は一生の間の生命力の源であることを忘れないでください。歯医者で歯を抜くといわれたら、他院に行って相談してみてください。私は歯を守る会の会員として、歯を決して抜きません。歯を守ることこそ私たち歯科医の使命です。

平成20年9月12日(金曜日