高血圧とお口の関係へのリスク②
院長の飯嶋倖央です。今回のお薬で歯周病が悪化する事例ですがよく勉強している内科医なら話せばすぐに変えていただけます。
でも不勉強の内科医は「そんなことあるわけない」と不機嫌になるそうです。なのでかかりつけ医に以下の説明でお話しください。
◆血圧の薬がもたらすお口の変化
高血圧はそれ自体がお口の環境に
影響を及ぼすことは少ないものの、
血圧を下げる薬(降圧剤)の副作用が
次のような変化をもたらします。
・歯ぐきが腫れて歯が磨きにくくなる
アダラート、ノルバスクなどをはじめとした
高血圧治療でよく処方されるカルシウム拮抗薬は、
副作用で歯ぐきの腫れを引き起こすことがあります。
腫れが大きくなると歯ブラシを当てても
プラークが除去しづらいほか、
見た目の問題や発音のしづらさなど、
生活の質にも影響を及ぼします。
・お口が渇いて汚れがたまりやすくなる
降圧剤の副作用では
「お口の渇き」も代表的な症状です。
先にご紹介したカルシウム拮抗薬のほか、
フルイトランやラシックスなどの利尿薬も
副作用としてお口の渇きを
招くことがあります。
これらの服用でお口が渇きやすくなると、
だ液が持つお口のクリーニング作用や、
歯の表面を修復する作用が働きにくくなり、
結果としてむし歯や歯周病、
口臭のリスクが高まってしまいます。
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令和6年5月13日(月曜日)