矯正治療は本当に痛いの?
矯正をやったことのある経験者はほとんど治療が痛かったといいます。
また矯正治療は痛いと思っている患者さんが多いです。
私が実際に使用するワイヤーを手で触らせると意外に軽いのにびっくりしています。
従来のやり方でやっている矯正医は上下小臼歯を合計4本も抜いているので、このように矯正治療は痛いといわれる原因だと思います。子供のとき押さえられて治療した人が一生歯科治療が恐いと思っているのと同じですね。
抜く必要のないのに上下合計4本も抜けば大きな空間が歯と歯の間にできます。
見た目だけにこだわり、大切な奥歯を犠牲にして抜歯すると、大きな空間ができ、見た目も悪く恥ずかしいです。
そこでこの空間をなくすために上と下に強力なゴムをかけたり、太いステンレスのワイヤーを作りお無理やり歯を動かします。
そのため無理な力を加えるのですが、この方法だと治療開始からとても痛く、もう止めてしまいたいと思ってしまいます。当然食事もできないほど痛いのです。
歯には大切な役目があり、前歯は発音に影響します。また前歯は見た目の美しさが主な役目で、第一印象に大きな影響を与えます。
奥歯は機能性が主で、上下の歯でしっかり噛むことで食事がおいしくなります。
また、奥歯でしっかり噛むと脳を成長発育させ頭が良くなるといわれています。
前歯と奥歯はそれぞれの役割があり、機能向上にどちらも大切です。
なので、できるものなら抜かないで治療したいものですね。
私が行っている最新の歯を抜かない矯正方法なら歯と歯の大きな空間もなく、治療中でも見た目はきれいです。
おまけに痛い思いをせずに済むわけです。
まさにグッドな矯正法です。
矯正治療が痛いのは、もう昔の話になりそうですね。
次回はお盆のため8月22日です。お楽しみに!
平成20年8月8日