月別アーカイブ: 2010年1月
大口塾を紹介しよう5!
年頭に当たり、大口塾の大口塾長の挨拶からスタートです。一同気合が入りました。
4回目は児玉利朗先生の歯周外科ハンズオン2日間コースです。私は正直歯周外科コースに対してあまり期待していませんでした。というのも私自身他の歯周病のセミナーを受けても、役に立たない講義・内容がほとんどでした。それに講師の児玉利朗先生について、まったく知りませんでした。テルダーミス、テルプラグも知りません。鈴木光雄先生が日本一の歯周病の先生を招聘し、日本一の実習と言っている意味もわかりませんでした。
ところが、受講してみて驚きました。さすがに大口塾です。実に素晴らしい内容で、インプランントを長期安定に導くには埋入環境を整えることの重要性を講義でわかりやすく説明されました。また、実践テクニック習得のための豚顎骨実習を行いましたので、大変有意義な実習内容になりました。
講義内容
1.硬軟両組織におけるティッシュマネージメントの講義
2.豚顎骨を使った実習のコツと秘伝の技
A.歯肉弁歯冠側移動術
B.フラップ手術
C.遊離歯肉移植
D.縫合実習
実習は、とても実践的で日常臨床に直ぐに、活かせる手技であります。
常に学問を基礎から見つめ、そして様々な応用に基礎をつなぎ、実践していることを教わり、感銘いたしました。詳細における知識の整理が出来、何といっても豚顎骨を使った実習は、大変勉強になりました。児玉先生は、豚顎骨も冷凍していない新鮮な顎骨をわざわざ、鹿児島より用意してくれ、目も痛くならず感触は人体の組織のようでした。凍結解凍していない生の豚は、骨膜の状態が非常に良く、骨膜剥離は実践に近い感覚で行えました。
児玉先生からはインプラント治療ばかりでなく、臨床に生かせる秘伝に技のテクニックを特別に塾生限定で教えていただき、受講生の方もかなり実力アップできました。
この度も、余すことなく学びとり、自身の明日への臨床に於けるステップアップできたと思っています。今回は大口塾のための初公開のオリジナルの充実したコース内容で、ここまで完結したセミナーは、無かったと思います。師範の鈴木光雄先生の学びたいという意欲が、このような素晴らしいコースを築き上げたのだと感服せざるをえません。大口塾はなんてすばらしいのだろうと
右が鹿児島市開業の歯周病の第一人者の児玉利朗先生です。
児玉先生と記念写真ANAインターコンチネンタルホテル玄関前にて
児玉先生の故郷は埼玉県本庄市児玉町だそうです。私と故郷が同じという奇遇が縁で児玉先生から、ANAインターコンチネンタルホテルの高級ラウンジバーで深夜1時までご馳走になりました。私の質問に丁寧に答えていただき感謝感激です。
大口塾を紹介しよう4!
インプラントが何年も長く長持ちするかは手術の腕ではありません。その鍵はかみ合わせ(いわゆる咬合学)なのです。
いよいよ第4回目の大口塾の授業は咬合理論のスタートです。招聘講師は最新のニューナソロジーと言われるシークエンシャル咬合(順次誘導咬合)の第一人者の榊原功二教授です。歯科技工士出身で日本初の大学教授としても有名です。
授業内容は
1. シークエンシャル咬合学
2. キャディアックスの理論と理解
3. リッファレンス咬合器を使い方
4. ワックスアップの実習
榊原功二教授は私の師匠のオガインプラントの開発者小笠原久明先生の師匠でもありため、一日千秋の思いでお会いできる日を楽しみにしていました。
本日の新聞記事に最新の歯科治療と題して咬合の記事が掲載されました。内容はヒトの健康と噛み合せを考えるときに、キャディアックスを使って「総合的な診断」が必要といったものです。すでに大口塾師範の鈴木光雄先生のクリニックでは20年前より、キャディアックスを使い歯列矯正や大掛かりな補綴処置をおこなっているそうです。本当に鈴木光雄先生や榊原功二教授は歯科医療の先端を行っています。
特に目玉は顎機能検査です。キャディアックスという機械を使って顎の動きを調べます。そうすることによって顎がどっちにずれているかおおよその見当がつきます。
キャディアックスは今後歯医者さんいなくてはならない検査機械の一つです。榊原功二教授によりワックスアップの実習では、塾生一人一人にリッファレンス咬合器をメディカルエイペック社のご好意で用意していただき、塾生全員感激と感動でした。リッファレンス咬合器が操れれば一人前の歯医者さんです。
感想ですが咬合学は決して優しくはないが、だからといって難しいものではないことが理解できました。
私も将来はシークエンシャル咬合(順次誘導咬合)を実践し、キャディアックスを臨床で使用し、リッファレンス咬合器を使用しているような歯科医師になれるように努力したいです。
現在は先人たちの昔からの理想の歯科医療が現実になりつつあります。
今回最新の咬合学をマスターし、今までの自己流の咬合学を反省しました。
今回シークエンシャル交合を学び、インプラントをさらに長持ちさせることにより患者さんに喜んでもらえることが可能になりました。
今回咬合学の第一人者大家榊原功二教授にお会いできたことは最高の思い出です。2日に渡り塾生にわかりやすく、シークエンシャル咬合理論を教えていただいて、榊原功二教授に心から感謝申し上げます。
写真右
ウイン大学公認歯科技工士で明倫短期大学臨床教授の榊原功二先生です。
飯嶋院長にマンツーマンでシークエンシャル咬合の指導をしている所です。
榊原功二先生自ら教えていただき感謝感激です。
平成22年1月22日(金)
大口塾を紹介しよう3
大口塾第3回目は、いよいよ外科手術の基本手技マスターコースです。
インプラント手術に必要な外科の基本手技を完全マスターできるようなカリキュラムになっています。担当の武本雅彦先生ですが、以前から歯科医師としてのセンスの良さを感じていました。今回の講演内容を充実させるために行田塾などの他のセミナーに参加し、豚顎骨実習セミナーにも参加されたそうです。その責任感と実行力に敬意を表します。
内容は、歯科とはいえインプラント治療はやはり手術であるとことを力説され、ダメージの少ない創傷治癒において大切なことは何か、を会得している武本先生のオリジナルの講義と実習でした。武本雅彦先生が外科基本手技の意外と知らない大切な秘伝の技やポイントをわかりやすく教えていただきました。
実習は消化不良の無いよう、親切・丁寧に手に手をとる実習を終始貫徹していただきました。そうです、落ちこぼれがでないように大口塾の実習では、手に手を取り合うハンズオンセミナーで大口塾生全員が完璧にマスターできるまで夜遅くまでハンズオンで教えてくれるのです。
ここが他のセミナーと大口塾の大きな差であります。感想ですが、知っていると思っていた外科の基本手技に立ち返ってみると、意外に認識不足であった事を私も含め思い知らました。
正しい術式を身につけることによって、速やかな創傷治癒を導くことが出来るのです。今回の講義はインプラント手術さらに歯周外科のレベルアップに不可欠です。そして、豚顎骨実習で実際に、切開、剥離、減張切開、縫合を行ったことで、正しい外科手技の再認識も出来て、自信がつきました。
レベルアップの手技を行なうには、基礎知識の認識が不可欠です。武本雅彦先生を講師として選んでいただいた、師範の鈴木光雄先生の先見の明には本当に驚きました。自己流でない外科手技の基本を見つめ直すことで、更なる臨床での躍進を目指します。
大口塾の外科手技コースを修了し、自分のインプラントへの無限の可能性の実現に気持ちが高揚したのは私だけでなく、他の塾生も同じ気持ちだと思います。
毎回毎回確実に本物のインプラントジストに近づいてきました。地方の食堂のコックから有名ホテルのコックへ近づいてきた感じです。武本雅彦先生本当に有り難うございました。
武本雅彦先生(中央)の実習風景
(先生の後ろで真剣にメモしているのが飯嶋院長です)飯嶋院長の後ろは師範の鈴木光雄先生です。
写真左が武本雅彦先生です。
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今年も平成22年度の治療がはじまりました。
早速、朝から電話が鳴り響いて急患と新患と飛び込み患者でごった返しです。
飛び込み新患4名、その他の急患数名、インプラント相談2件、矯正歯科相談1件
飯嶋歯科医院では常に最新技術を積極的に取り入れています。
今年の目玉は2つです。
① 非抜歯矯正の習得です。
これにより3次元的な歯の移動が可能になり、第一小臼歯をほとんど抜歯しないで矯正治療ができます。
治療期間も約1年半と従来の方法よりの半分に短縮できます。
それも顎の機能や位置をキャディアックスという機械を使って動きを調べて分析し矯正治療に役立てたいと思います。
② インプラントに関してもほとんどドリリングしないで骨を動かしながら埋入していきます。
骨を削らないので患者さんも安心して治療が受けられ血圧も安定しています。今年もどしどし新技術を取り入れて患者さんの治療に生かしていきたいと思います。
大口塾が3月で卒業です。
臨床レベルも都心の一流のドクターレベルになりつつ有ります。
本庄市の歯科医院初のデンタルCTの導入も検討中です。
そして飯嶋歯科医院はさらに飛躍します。
乞うご期待下さい。
平成22年1月8日(金曜日)