月別アーカイブ: 2009年8月
新しい虫歯治療!
現在の歯の治療は削って埋めることが基本です。
虫歯であれば歯を削り取った部分を他の材料で穴埋めするだけです。
なんで歯は虫歯になったら削らなければいけないのだろうか?
薬を塗って治ることはないのだろうか?
私の思っている疑問です。
これに対しての答えが3MIXです。
あまり削らずに虫歯を死滅させて歯の再生を促す治療法である。
3MIXとは3種類の抗生物質を混ぜたペーストを虫歯が大きくなった部位に塗ることです。
歯にはもともと自然修復能力があります。
これは大人の永久歯では難しいと言われていました。
乳歯の場合は歯に対して歯髄の大きさが大きいので再生能力が優れています。
そのために虫歯の部分を削り取っても象牙質とよばれる歯の構造が再生することがわかっています。
永久歯ではこの能力は非常に低いのです。そうした中で3MIXと言う方法が永久歯にも有効であることが次第にわかってきました。
3MIXについては飯嶋歯科医院では、もっと普及させたいと思います。
平成21年8月28日(金曜日)
噛んで健康になる「かりんとう」
読売新聞記事に面白い記事がありましたので、紹介します。
食を通じた健康作りを支えようと、埼玉県坂戸市と歯科医師らによる市民団体が、認知症などの予防に効くとされる「葉酸」を加えたかりんとうを開発したそうです。
名付けて「かムりんとう」です。
坂戸市役所などで1袋100円(45グラム入り)で販売しています。
「かむ」をテーマに、虫歯菌を減らすキシリトールを使うなど、歯の健康にも気を配ったお菓子だそうです。
今回は、葉酸を使い、歯も丈夫にする食品はないかと考えた末、「かまないと食べられない、かりんとう」に注目したそうです。
1袋で、厚生労働省が勧める成人1日当たりの葉酸摂取量(240マイクロ・グラム)の約4分の1を取ることができるそうです。
商品の開発にかかわった坂戸の明海大学歯学部の清水良昭准教授は「一般に良くかむことは認知症や虫歯の予防、ダイエットにつながる。
かムりんとうは、かむのに適した食品で体にも良いが、あくまでお菓子なので食べ過ぎには注意」と話しています。
問い合わせは、同作業所(049・277・8605)。
医食同源のように
噛むことの健康効果を活かして作られたお菓子、「かムりんとう」のお話はいかがでしたか?
このような、よく知っている食べものを足がかりに歯の重要性、歯の健康に必要なものを今後も読者の皆さんにお知らせしたいと思います。
これなら聞く側の読者も話が理解しやすくなります。
当院でも 『食育』をおすすめしていますが、患者さんにとって身近な『食』を通じて、予防歯科の重要性などもお伝えして行きます。
平成21年8月21日(金曜日)
「知って得する歯の話」出版のお知らせ
このブログは歯で悩む患者さんが熱心な読者となっています。
読者は毎週楽しみにしているそうです。
歯の情報以外のことは書かないようにしています。
たとえば、今日の出来事や今日食べた食事・旅行などは一切書きません。
他院のブログはこの程度です。
このような私自身興味はありません。
読者も日記ブログは見てもつまらないし何の役にも立たないと思います。
私は歯科医なので歯の情報や健康増進の話しか書きません。
私の目標は常に独自の方法で一番を目指しています。
患者さんのための一番です。
肩書き、名誉などは不要です。
私がこのブログに書いている記事は間違ったこともあるかもしれません。
私は、今現在自分の正しいと思っていることをそのまま書いています。
よって1年後は見解が変っていることもあります。
私より勉強している歯科医師はこの世の中にたくさんいます。
勉強している歯科医師は尊敬に値します。
ゴルフをしないで日曜日にセミナーに参加する歯科医師など・・・・・。
歯科の治療は歯科医師と患者さんの信頼関係から成り立っています。
これがうまくいかなければどんなに名医でも良い治療は行えません。
これからも情報提供して行きます。
いろいろな研修会などの情報や雑誌の情報をもとに書きます。
残念ですがブログなので毎回見ていても見過ごす時あります。
そこで1年間の集大成として今回本を出版することになりました。
本なら好きなときに見ることができます。
アマゾンにて販売中です。
なお、当院でもお求めにもなれます(サイン付)。
読んでいただいた読者から面白い・楽しい・勉強になるなど好評を頂いております。
平成21年8月7日(金曜日)