月別アーカイブ: 2009年2月
歯周病治療
当院で歯周病を治療する患者さんのメリット
1.歯肉の腫れが減少します。
2.歯が抜けるのを防ぎます。歯を長持ちさせます。
3.口臭が減少します。
4.起床時、口の中のねばねばが減少します。
5.歯と歯の間に食べ物が入りにくくなります。
日本人のほとんど(80%以上)は歯周病にかかっていると言われています。
歯周病の症状
1.歯肉から血や膿が出る
2.歯肉が腫れる
3.歯肉が下がって歯が長く見える
4.歯がぐらぐら動く
5.歯が抜ける
6.口臭がひどい
歯周病の原因はバイ菌が原因であり、噛み合わせ、歯ぎしりや食いしばり、食習慣、生活習慣なども密接に関係しています。
歯周病のバイ菌は骨を溶かしてしまうので、やがて骨が歯を支えられなくなって、歯が抜けてしまいます。80歳になったときに残っている日本人の歯は平均で5本前後しかありません。それに比べて北欧では、80歳の時に残っている歯の数は平均25本です。
「むし歯はないから」と油断していたら、歯周病で歯を全部抜く羽目になってしまった、ということが、40歳代~50歳代の人でよくあることです。歯周病は、歯の土台となる骨そのものを溶かしてしまうだけでなく、全身疾患(肥満、高血圧、糖尿病、心疾患、動脈硬化、早産、肺炎、ガンなど)に関連しているということが徐々に明らかになってきており、実は恐ろしい病気なのです。さらに口臭もひどくなります 。
歯周病の80%が治ることをご存知でしたか?
今あなたの歯周病は、正しい歯みがきや生活改善でその進行を止める、あるいは遅らせることができても、根本的には治癒しません。ひどい歯周病になってしまったら、歯医者さんで治療してもらう必要があります。
歯医者さんでやる歯周病の基本治療(歯石取り)だけで外科手術をしなくても何と80%の歯周病が治るのです。
飯嶋歯科医院の歯周病治療の考え方
歯周病にならないために、あるいは歯周病をこれ以上進行させないために、何をしたらいいのでしょうか?
歯周病の原因は歯石の中にいるバイ菌です。バイ菌が減れば歯周病になる可能性も低くなります。バイ菌を減らすには、歯石を取り除くことが大切です。歯石がなくなれば、歯周病だけではなく、むし歯になる可能性もグッと低くなります。
歯石を取り除く方法、それは正しい歯みがきをすることです。
「でも、先生、私毎日歯みがきしていますけど…。」
とおっしゃる方も多いと思います。それでもむし歯や歯周病が減らないのはなぜだと思いますか?
それは、きちんと正確に歯がみがけていないからです。
歯をちゃんとみがこうと思うと、意外に大変なのです。 慣れの問題だと思いますが、鏡を見て30分じっくりゆっくりみがきながら、正しい歯みがきを体感してください。
磨きあがった後の口の中は、清潔感いっぱいで本当に気持ちいいです。
院長のブラッシング指導を、ぜひ受けてみてください。
また、生活習慣を改善することも大切です。
歯周病をきっかけに、あなた自身の生活や健康をぜひ見直してみてください。
当院では、歯周病の患者さんに以下のような治療を行なっています。
歯周病の治療法
1. 応急処置
応急処置が必要な場合には行ないます。歯肉が腫れている場合には、腫れている部分を切って膿を出すことがあります。
2.ブラッシング指導(プラーク・コントロール)
的確に歯垢を取り除くための、正しい歯みがきの仕方をお教えします。(ブラッシング指導と呼びます。)当院のオリジナル歯ブラシ#3またはSS8をお渡ししますので、これを使用して30分磨きの習慣をつけましょう。
3 歯石除去(スケーリング)
歯垢が石灰化してかたまってしまった歯石は、歯科医院で取り除くのが、一番安全で確実です。むし歯や歯周病の温床となってしまうので、歯石があったらすみやかに取り除きましょう。
4.スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
目に見えない部分(歯肉の中)に歯石がある場合は、
ルートプレーニング(SRP)にて歯石を除去します。歯垢や歯石によって汚くなった歯の周りを、ツルツル・ピカピカに仕上げます。
※ 院長は歯周病で有名な目白歯周病学研究会・若林健史先生から本格的SRPテクニックを学びマスターしています。
5.歯周外科手術
歯周病が重症の場合、歯肉の手術をします。歯周ポケットを切り開いて歯石を取り、悪い歯肉そのものを取り除いてしまいます。最悪の場合は歯を抜くこともあります。歯石を除去したりしても歯周病が治らない場合は、歯周外科手術をします。歯肉を切って歯槽骨からはがし、こびりついて取れなかった歯石を除去してツルツル・ピカピカにします。再生療法としてGBRやエムトゲインなどが代表です。
※ 院長は明海大学歯学部歯周病科の申基喆教授に歯周治療を学び、歯周病基本治療から歯周病外科手術までマスターしております。
6.メンテナンス
歯周病は、歯医者さんでの治療が終わってからが大事です。せっかく取り戻した健康を維持しましょう。毎日の正しい歯みがきと規則正しい生活、定期検診が必要です。
こうして見ると、症状が軽いうちは時間もかけずに治すことができますが、症状が重くなると時間もだいぶかかってしまいます。時間も大切ですが、他ならないあなた自身の大切な体のことですから、自分でできるお手入れは毎日自分でやりましょう。3ヶ月に1度の定期検診でチェックしましょう!
そして歯周病を予防しましょう。3ヶ月に1度は当院へお越し下さい。責任を持って歯周病の予防を致します。
OAM式インプラントとは?
インプラントはドリルを削るのが恐いと思っている人が意外に多いのです。ついに恐くないインプラント術式が開発されました。名古屋市立大学医学部の大口教授の開発したOAMという術式です。
その方法は最初にだけは0・5ミリの小さな穴を開けます。
あとはオーギュメーターという器具を差込み順番に大きく拡大して行くだけです。
メリットはゆっくり・あわてずに治療できることです。
これでインプラントを植え込むだけの3から4ミリの穴が簡単に開きます。
患者さんもこれなら、恐くありません。
骨を押し込んでいくので、ドリルで削るのと違って自分の骨が飛ばずに残ります。
狭い骨幅や軟弱な骨質には最適な方法です。
この術式を学んでからインプラントの適応範囲が大幅に拡大しました。
夢のインプラント治療が現実のものとなってきました。
大口博士からOAMインプラントの修了証を授与された飯嶋院長(右)
平成21年2月27日(金曜日)
ブラッシングの大切さ!
最近はテレビのワイドショーや歯科医院でもブラッシングの指導はしています。
なかなか上手く出来ないのが現実です。
何十年と言われてきましたが、これが結構難しいのです。
ブラッシングとは、要するに丁寧に歯の汚れを取るということです。
口の中は見えないので、ブラシがきちんと当たらないのです。
つまり、どこに当たっているのかが分りません。
そのため奥歯や、歯と歯の間、歯の裏側は取り残しが多くなります。
患者さんは「毎日磨いているよ」と言います。
磨いているけど、磨けていないのが現実です。
掃除でいえば部屋の隅が汚れている感じです。
歯科治療の基本はブラッシングなのです。
キチンと出来れば、虫歯や歯周病は大幅に無くなります。
それでは歯ブラシ時間はどのくらいがいいと思いますか?
私は30分を推奨しています。
このくらいやらないと、きれいになりません。
まず、騙されたと思って30分歯磨きをしてみてください。
とても爽快な気分になるでしょう。
半年に1度くらいは歯科医院でチェックされたら良いでしょう。
平成21年2月20日(金曜日)
ファイバーポスト
虫歯で根っこしかないときは土台が必要です。
今までは鋳造した金属のポストを歯の根の中にねじ込んで作っていました。
しかし、この欠点は根っこがハセツし易いということです。
神経を取って、せっかく作った土台が折れてしまっては、抜歯になります。
特に、前歯ではいろんな力が加わりますので、ハセツし易いのです。
前歯はメタルボンドなど自費の良い物を作っている場合が多いのです。
そこで救世主としてファイバーポストの登場です。
最新の材料のファイバーポストは弾力と強さがあります。
つまり歯のハセツに強くかつ審美的なのです。
それにより、より強固な土台作りに自信を持っています。
もちろん審美的にも満足できます。
しかし現在保険適用ではありません。
メタルボンドなどを作るときに限られます。
飯嶋歯科医院はこのファイバーポストに早くから注目してきました。
メタルボンドなどを作る時には美しくて強い、ハセツし難いファイバーポストをお勧めします。
平成21年2月13日(金曜日)
行田先生に弟子入り!
わが国の審美歯科治療の第一人者の行田克則先生(奥羽大学歯学部客員教授)は私がまだ歯科技工士学校時代のときから存じ上げていたほど、憧れの先生でした。
今回「行田先生のテクニックをマスターしたい」という私の熱意が通じ、行田先生のもとで審美歯科の勉強と実習をさせていただくことができました。かなりハードで大変でしたが、ついに先生の持論である「歯ぐきが黒くならない審美歯科」の免許皆伝です。この門外不出の秘伝の技をマスターすることができました。
行田先生にはマンツーマンでご指導頂き、心から感謝申し上げます。
飯嶋歯科医院でも「行田式歯ぐきが黒くならない審美歯科」のスタートです。
憧れの行田先生との記念撮影です。レベルアップした飯嶋歯科医院の審美歯科にご期待下さい。
平成21年2月6日(金曜日)